(これが、最後のチャンスかもしれない。)

明日から、ゴールデンウィークだった。
だから、帰宅するのも速かったのだ。

ゴクリ。
速まる鼓動を抑えつけて、唾を飲んだ。

『00』はハンガーに掛けてある白衣を羽織った。

そして、寝ていたベッドのシーツを細く千切ると、それをキツく結んでいった。

3階だった。

ベッドは窓際にあった。
彼女は、ベッドの柱に繋げたシーツの端を結び、残りを垂らした。