聞き慣れない電子音が耳のそばで聞こえて、零華はバッと跳ね起きた。

「此処、何処なん?」

少し考えてみると、家の地下の研究室だと安易に分かった。

「母さん、何する気?」

身動きが上手く取れない。
身体中にコードが繋げられている。

「鋏を寄越してよ、母さん。」

「…………………」

「母さん、だから、鋏だってば、ねぇ、聞いてんの!?」

わんわん叫びつづけていると、身体中に強い電流が流れてきた。

「キャアアアアアアアアアアア!」