練習モードで100枚全てを取り終えると、結果が表示されていた。

「そんな……………」

タイムが落ちていた。
1枚あたりのタイムも、1秒以上変わっている。

(私の、唯一無二の取り柄なのに。)

ふうっ、と、溜め息をついて、スマートフォンをベッドに置いた。

「私の生きていく意味って、何だろうな。百人一首だけかな。」

呟いていると、コンコンとドアをノックされ、母が入ってくる。

「疲れたでしょ、ほら、紅茶。あんたが好きやつ。」

そう言われて、コップ1杯の紅茶を手渡された。