少女は戸惑った。
普通の人間では無いので、自分の年なんて、知らないから。

(私の、年?)

(えっと、生まれてから、たしか、13年……………)

(ってことは、私、13歳なの?)

「年は?」

「えーと、13?」

「君。」

「はい?」

「学校は、行ってる?」

「行ってなんかないけど………………」