「お疲れ様。私。」



『01』は、焦っていた。
なんとしても、『00』を捕まえなくては。

(私が破棄されてしまう。駄目。破棄なんて、嫌よ。)

(捕まえれば。私は破棄される事なんかないんだから。頑張らなきゃ。)

「『01』。」

「え?」

「1人で頑張るなんて、無茶するつもり?私達だって、破棄は嫌よ?」