少女はその街を歩いて、散歩していた。
とりあえず、隠れ住める場所を探すつもりだった。

「見っけ。」

廃ビル。
まだ、壊されてもいないし、住むのには丁度良さそうだった。

中を見た。
誰も、いなかった。

少女は中に入る。
階段を登って、2階へ。

「丁度いいね。ここ。」

ドサリと、背負っていたリュックサックをおろした。