その頃、他3体は、困り果てていた。
いくら探しても、『00』が見つからないのだ。

「仕方ない。分担しよう。」

3体のうちの1つが言った。

「そうね。」

「じゃあ、『03』は、この辺りを。『02』は電車に乗って、少し先まで。」

「で、『01』。あなたはどうするの?」

「電車に乗って、遠くまで行くわ。見つかるといいけど………」

「まあ、悩んでいても見つからないわ。さぁ、行こ!」