(あ、そうだ。明日、さっき行った何でも売ってるお店で買えばいいんだ。)

やがて、暮れて、真っ暗だった空は、明るくなった。

すぐさま少女は100円ショップに向かった。

靴と、靴下を買った。おまけに、暑かったので扇子も買った。
それでも1000円未満だったので、少女は嬉しかった。

少女は思った。
これからはお金を使わずにいようと。
どうしようもない時しか、使わずにいようと。

少女は途中で見つけた公園の水道で、足を洗った。
足の裏は、傷だらけだった。