朝日が照り眩しい中、学校のチャイムがなる。


また今日も一日ひかるくんばかり考えちゃうのかな…


そんなことを思いながら過ごす雅。


「おーい、雅!」
そう言って呼んでくるのは隼人だった。


「隼人さぁ、昨日の安心したってどういう意味だったの?」と質問すると、


「ん?あー、あれか!気にしなくていいぞw」
そう言われたら余計気になる。
けどあまり問いただすのも悪いよね…。


隼人と雅が話していると、
「あれ、日野。誰と話してんの?」


そう言ってきたのはひかるだった。


「あ、隼人は幼なじみなんだよ…!」雅がそう言うとひかるは


「へぇー、そうなんだ。」意外と素っ気なかった。
すると隼人が、「俺は東堂隼人、よろしくな!」と言った。


「あぁ、よろしく」
ひかるも返した。
ひかるは返事をするとすぐに自分のクラスへと帰っていった。


「なんだ、やっぱりお前ら付き合ってんのか?」と隼人が言う


「ち、ちがうってば!!」
雅は必死に否定した、


「ならさ…」


隼人が何かを言いかけた。


「ん?どうしたの?」と雅が聞くと、、



「ほんとにアイツと付き合ってないならさ、俺と付き合わないか?」



びっくりした。
まさか隼人に告白されるなんて…。


「返事はいつでもいいから」


隼人は早足で教室に入って言った。


私は隼人のことは嫌いじゃない、でもなぜなんだろう、今私の頭の中にいるのは隼人じゃなくて……


いじわるなひかる君がいる。


その時気付いた。ペット扱いしたり素っ気なかったりするひかるくんに私は…。


「なんでだろ…、まだひかるくんとは全然話したりしてないのに…」


ひかるが雅をペットにすると言った日から今日まで、ひかると雅は下校の時や登校のときに話す程度であまり接していない。


「私ってやっぱりバカなのかなぁ…」


でもまずは隼人に返事をしないと!


そう決めた雅だった。