「えっ?茨木くんだったの?ごめんね。」 「い、いえ...」 「おっかしいなぁ...顔写真と名前はちゃんとチェックしてるんだけど...」 くせっ毛なのか、毛先だけぴょこんとはねた黒髪をワシワシとかきながらその人は何枚かの書類を取り出した。 「あー!ほんとだぁ、ごめん茨木くん!そっかそっかー。髪の毛長いのが鈴谷くんかー。」