数万年前、世界タルジレットは魔術師リトベリアによって作られたタティルという球結晶を追い求め戦乱を巻き起こした。その球結晶には持つ者の願いを叶える力があった。そして、球結晶を使おうとはしない者には人々が目指す最果ての地~リヴェントヘルに行く道しるべとなる。それにより、球結晶は、『欲望の結晶・タティル』と呼ばれる様になった。

それから数千年後、タティルを見つけた若者がいた。彼の名はベルリス・アルジレット。ベルリスはタティルを見つけると、願いを言った。それは『タルジレットを魔が覆う世にする』という願いだった。タティルには善も悪も無い。タティルは願いを叶えるべく地の深くより魔物を産み出した。だが、彼はそれだけでは飽き足らず、タティルを使い、アルジレットという魔族が住む世を創り出してしまった。それからのベルリスは誰も知らない。が、タティルはこの世界に存在するという。