いつものように家を出た。 「いってきます!」 玄関を出ると... 「夏鈴〜。おはよー!」 千秋と隼人と冬馬の姿があった。 「おはよ、ちょっと遅くなっちゃった。」 「おはよう、夏鈴。」千秋がニコッと笑って言った。 学校につくまでの道で冬馬と私は一切何も喋らなかった... ぎこちないふたりの様子を隼人も千秋も察していた。