君への想い

手紙を持って立っていた冬馬の元に...

｢告白の手紙なんでお前が持ってんだ？｣

｢お前か、隼人。｣そう言って後ろを振り向く。
冬馬の親友の隼人。

｢自分で持ってるんじゃなくて渡すのが手紙だろ？渡せなかったのか？｣
『コイツは人の気も知らないで...』そう思いながらも

｢渡せるタイミングじゃなかった。｣

｢ふーん。｣

そう言って帰る隼人の後ろを追いかけて、一緒に帰った。

｢でも、どうするの？いつまでもこのままじゃダメなんじゃない？｣


『そんなの...俺だって…』