一番星シリーズ~おまけSS

急かすように顔を寄せてきた蒼ちゃんだけれど、今のこの体勢で寄せられると、ただそれたけで触れてしまいそうな距離にいて。



「早くしてくれないかなー」



蒼ちゃんはそう言って目を閉じる。


もうこうなったらするしかないよね!?


ていうか、今日は諦めていたんだから蒼ちゃんとキスできるなんてラッキーじゃないか!


そう思うと俄然やる気がわいてきて。


そのまま顔を寄せてちゅっとキスをした。


──けれど。


蒼ちゃんはその瞬間にあたしの腰とうなじに手を回してぐいっと引き寄せる。


そして触れ合わせただけの唇に舌を侵入させてきた。



「んんっ!」



な、何で!?