一番星シリーズ~おまけSS

舜に抱えられるように連れられてきたのは、何故かホテルの一室で。



「えっと……何で?」


「ん? 今夜はここに泊まるんだよ」


「え!」


「たまにはいいだろ? つーか、部屋とっといてよかったよな」



どうやら、ここのレストランの予約と一緒に部屋もとっていたらしい。


しかも部屋からも宝石を散りばめたような夜景が見えて、ふらふらしながらも感嘆の溜め息が漏れてしまう。


そのままベッドに座らせてくれて、舜も隣に腰かけてくる。


目の前に広がる夜景に見入っていると、舜が顔を覗き込んできた。