一番星シリーズ~おまけSS

「何とかしてくれるんだろ?」


「……うん」


「じゃあ、もう一回」


「え?」


「ほらここに、もう一回」



そう言って蒼ちゃんは人差し指で自分の唇をとんとんっと叩いた。


えっと……それって。



「すずがキスしてくるから、俺、その気になっちまった。だから、もっとしよう」


「え……ええっ!?」



あたしの行動が、蒼ちゃんのスイッチを入れてしまったらしく。



「ほら早く」


「で、でも!」


「ん?」


「蒼ちゃん、仕事は?」


「まあ、まだあるけど、こっちをおさめてくれないと、仕事ところじゃないし……だから早く」