一番星シリーズ~おまけSS

「本当に、そう思ってるんだもん。早く、蒼ちゃんのものに……なりたいんだもん」



頬が熱くなるのを感じて、顔をふいっとそらす。


そんなあたしに、蒼ちゃんはふっと笑った。



「どうなっても知らないぞ」


「え」


「煽るだけ煽って、途中で“嫌だ”って泣くなよ?」


「泣かないよっ!」


「そっか」



微笑みながらあたしの頭にぽんっと手を乗せた蒼ちゃんは、あたしの腰に手を回してぐいっと引き寄せる。


そしてそのまま距離を詰めて唇を重ねてきた。


ちゅっちゅっと啄むようなキスを繰り返したあと、唇を割って滑り込んできた舌は咥内をゆっくりと侵していく。