「はいこれ」
「ん?」
「今日はバレンタインだよ」
「ああ、そうだったな。ありがとう」
そう言いながらあたしの手から箱を受け取った蒼ちゃん。
「開けていい?」
「うん」
するりとりぼんを解いて、ぺりぺりと包装紙を剥がし、箱を開ける。
「おお、もしかして手作り?」
「うん」
あたしはお菓子作りどころか料理も苦手で、正直自分がこうやって手作りのものをプレゼントするなんて思いもしなかった。
けれど、ママが『手作りを渡したら蒼太は喜ぶんじゃないの?』と言ってきて。
その上、手伝ってくれるって言うから、ついそれに乗っかってしまった。
「ん?」
「今日はバレンタインだよ」
「ああ、そうだったな。ありがとう」
そう言いながらあたしの手から箱を受け取った蒼ちゃん。
「開けていい?」
「うん」
するりとりぼんを解いて、ぺりぺりと包装紙を剥がし、箱を開ける。
「おお、もしかして手作り?」
「うん」
あたしはお菓子作りどころか料理も苦手で、正直自分がこうやって手作りのものをプレゼントするなんて思いもしなかった。
けれど、ママが『手作りを渡したら蒼太は喜ぶんじゃないの?』と言ってきて。
その上、手伝ってくれるって言うから、ついそれに乗っかってしまった。



