◇
ひんやりとした空気の中、蒼ちゃんはぎゅっと抱き締めてきた。
「こうやってるとあったかいね」
あたしも蒼ちゃんの背中に腕を回してぎゅっと抱きつきながらそう言うと、蒼ちゃんはふっと笑う。
「身体だけじゃなくて、心まであったまるよな」
「うん」
こうやってくっついている方があったかいのは当たり前だけれど、蒼ちゃんと一緒にいるだけでも、あたしは心も身体もあたたかくなる。
傍にいられるだけで心がほっこりして満足できてしまうんだ。
「あ」
「ん?」
ふと思い出して声をあげる。
蒼ちゃんの背中から手を離して、そのまま離れるとバッグの中に手を突っ込んだ。
ひんやりとした空気の中、蒼ちゃんはぎゅっと抱き締めてきた。
「こうやってるとあったかいね」
あたしも蒼ちゃんの背中に腕を回してぎゅっと抱きつきながらそう言うと、蒼ちゃんはふっと笑う。
「身体だけじゃなくて、心まであったまるよな」
「うん」
こうやってくっついている方があったかいのは当たり前だけれど、蒼ちゃんと一緒にいるだけでも、あたしは心も身体もあたたかくなる。
傍にいられるだけで心がほっこりして満足できてしまうんだ。
「あ」
「ん?」
ふと思い出して声をあげる。
蒼ちゃんの背中から手を離して、そのまま離れるとバッグの中に手を突っ込んだ。



