そんな幸せな思い出に浸っていると、蒼ちゃんは大きめの溜め息を吐く。
「すずはそう言うけどさ。俺はそれよりももっと強烈に残ってるシーンがある」
「え」
小さなあたしがプロポーズしてくれたことを覚えていたから、てっきり蒼ちゃんもあのときのことを思い出してくれると思っていたのに。
「俺はあの光景を思い出すと胸が抉られるように痛くなる」
「え」
あの光景?
それっていつの話だろうと考えるけれど思い出せなくて。
そんなあたしに苦笑しながら蒼ちゃんは教えてくれた。
「すずはそう言うけどさ。俺はそれよりももっと強烈に残ってるシーンがある」
「え」
小さなあたしがプロポーズしてくれたことを覚えていたから、てっきり蒼ちゃんもあのときのことを思い出してくれると思っていたのに。
「俺はあの光景を思い出すと胸が抉られるように痛くなる」
「え」
あの光景?
それっていつの話だろうと考えるけれど思い出せなくて。
そんなあたしに苦笑しながら蒼ちゃんは教えてくれた。



