一番星シリーズ~おまけSS

部活でバスケをやっていた頃は毎日帰りが遅くて、休みの日もないくらいに優太はバスケ漬けで。


なかなかゆっくり会えなくて凄く寂しかったけれど、それを優太に言うことができなかった。


それどころか、負担になるのではないかと電話やメールもできなくなっていた。


そしたら、優太に会えないことがあまりにも寂しくなりすぎて、それを紛らせるようにバイトばかりして。


けれど、優太に会えない寂しさはそんなもので埋められるわけもなく。


さらに寂しさでいっぱいになって、優太に会いたくて触れたくてしょうがなくなってしまったんだ。


あのときは、優太に怒られたな。


俺はエスパーじゃねーんだから、ちゃんと言わなきゃわからねーだろって。


確かにそうだなって思ったけれど、やっぱり言えなかったなとも思ったんだよね。