一番星シリーズ~おまけSS

優太の言葉を聞いて、頬がかっと熱くなる。


例え話をされたのに、それを真に受けてしまうなんて。


こんなんだから、あたしはいつまでも優太に子供扱いされちゃうんだろうなあ。


そう思いながら、ちらりと視線だけで優太を見上げる。


そしたら優太もこっちを見ていて。



「絢華の顔、真っ赤っか」



ふっと瞳を細めながらそう言って、人差し指の背で頬をそっと撫でる。


その仕草に身体がびくんっと跳ねる。



「優、太……」