隣にいてほしいのはお前だけ


「えええええー!?千秋くんが寮長?」


千秋くんは、しっかり者だし寮長にぴったり


なんだけど....


「そんなに驚くことないしょ」


千秋くんは肩をすくめてわたしにそう言った。


たしかに、千秋くんの言うとおり。


「で、楓が副寮長だもんね?」


なにやら楽しげな千秋くん。


どうしちゃったんだろ...


花蓮ちゃんに助けを求めるようにビームを飛ば


していると...


「双葉、ちなみにわたしは入んないからね?寮」


ええええ、、、、


まさかのぼっちですか...


ショックを受けていると、1本の放送が流れた


「2年C組黒瀬 楓くん、千秋くんは校長室に来てください。繰り返します...」


「行かなきゃね、楓」


最悪とつぶやく千秋くん。


その隣で、楓くんはどこかをずっと悲しそうに


見つめていた。