「 それはまだわかんないじゃない?
本当に2人は同一人物かもしれないでしょ。
勝手にその可能性を潰しちゃ悲しいじゃない。
まぁでも、どっちにしろ夏休み明け九条サンに聞くしかないね!
このままモヤモヤしたまんまじゃ、桜子も嫌でしょ? 」
もし、本当にもし、彼等が同一人物だったら。そう考えると嬉しい。心の片隅で、九条サンが猛先輩だったらなァなんて思ってた。
唯ちゃんに言われて曇っていた気持ちが、少しだけ晴れた気がした。
『 うん、嫌。モヤモヤしたままじゃ嫌だ 』
「ふふ、よろしい!! あの2人が同一人物じゃなかったらそれはその時考えればよし! 」
と自信満々の笑みで言う彼女は本当に、可愛くて優しくて、頼りになる友人だなと思った。

