『 まじで最悪。昌死ね 』
「は? え?! 俺なんかしたか! 」
『 ピアノの彼女に、連絡先聞くの忘れてたァァア!! 』
俺は大きな声で叫んでいると、昌は呆れたように〝ドンマイ〟と声を掛けてくれた。
だが、今目の前に昌がいたら、足を思いっきり踏んづけている。
うん、確実に絶対、八つ当たりの的になってもらっているであろう。
「 ま、9月までの我慢だな! 猛今年、誘われてんだろ? それに向けて練習でもしとけよ! 祭りは誘ってやっから 」
きっと電話の向こうでニカニカ笑っているであろう、奴の言葉は物凄くムカつくけど嬉しくて素直に〝ありがと〟と言った。

