そして運動が苦手な私は、学年で一応トップクラスの成績を残すことが出来ている。やはり神様は皆に平等なんだなっなんてこういう所で納得させられる。



「もう体育祭の後、すぐテストなんて聞いてないよ~~! 」



机にもたれ掛かって、シャーペンの芯を出しては引っ込めるを続ける唯ちゃん。

完全にやる気ナッシングタイムである。



「 矢野先輩に教えて貰ったらやる気出るんじゃない? 」



私が何気なく、問題を解きながら言うと目の前からガンッと何かを打ち付けたような音が聞こえる。



周りからの視線も勿論集まる。



カウンターにいる司書の人は、静かにしてと言うような険しい表情である。



本当にうちの子がすみませんっ。