「 橋本サンには、ちゃんと言っといた。きっと昌が送ってるから 」
私を安心させるような穏やかな声が、更にあったかく感じる。
「ありがとうございます、えっと……あの」
私は、体育祭の結果が知りたいな、なんて思わず口を噤むと、猛先輩がふっと笑いどこか安心しな。というような表情をしては口を開いた。
「 紅組が優勝。おめでと 」
「 本当ですか! 良かったです…! あ、でも猛先輩は白組でしたもんね 」
「気にしないで。足、捻挫してるっぽかったから、固定して大袈裟に包帯巻いたけど、一応病院行ったほうがいい 」
丁寧に説明してくれる猛先輩に、〝何から何まで、ありがとうございます〟と微笑む。
すれば私がベッドから降りようと、ベッドの淵に座ると、猛先輩から声を掛けられた。

