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「お前、思い切ったな」
「ま〜な! 」
俺は矢野昌。ついさっき、可愛い可愛い彼女を手に入れた、世界一幸せな男だ!!
猛と2人で話したくて、第2音楽室で昼食を取る。
「 それにしても、よかったよ。恋が実って」
黙々と飯を食べてると思っていた猛が、視線を弁当箱から外さず、淡々と言う。
何だよお前、ツンデレのデレか? ん? 昌くんは嬉しいぞ!!
「おうおう! 俺の次はお前だぞ、た・け・る! 」
「何でだよ、俺別に好きな子いねぇし」
俺がケラケラと笑って言うと、ムカついたのかそう言って、米を口の中に放り込む猛。
ピアノの彼女と会ってから、幸せオーラが物凄く舞っているのはお見通しなんだぞ!

