――――――
パンパンとピストルの音が校庭に鳴り響く。
応援団の掛け声、太鼓の音。
きゃーきゃーと騒ぐ声。
7月に入ってからの、この暑さ。
練習をした1ヶ月がある為みんなの活気。
これに、体育祭が始まったんだと実感する。
『 さぁ、続いては100m走!!!! 1年の可愛い子ちゃん達が駆け抜けていくぞ〜! 』
お察しの通り、放送は矢野先輩である。
唯ちゃんのしかめっ面が目に浮かぶ。
「 桜子〜〜〜! がんばれ〜〜! 」
唯ちゃんがチアの衣装で、手に持つポンポンを振り回しながら叫んでいる。それに応える様に紅い鉢巻をしっかりと結び、軽く手を振る。
「最下位にはなりたくないなァ……」
でも、私のレーンには明らかに運動部って子だらけで、バレないようにため息をつく。
『 では次のレーン! 田中…………そしてェ桜子ちゃ〜ん!マイハニーのフレーーーンド!! 』

