今日いつもの場所で[加筆修正中]




昌が優しく微笑みながら泣く彼女に、話し掛けると昌の顔を見れば、パッと顔を明るくしまるで助けが来た! とでも言うような顔である。


「矢野先輩っ! 唯と桜子ちゃんがっ……」


〝桜子〟その言葉は俺の鼓膜を震わせ、反射的に教室の中へと入ると、目の前には橋本サンと名取川サンが明らかにチャラい男共から、嫌がる様子が見えた。


隣からじわじわと滲み出てくる殺気は、昌のものでそんなに出すなよっ。なんて思うが、名取川サンの瞳から零れた涙を見た瞬間、腸が煮えくり返る感覚に襲われた。



「何やってくれちゃってるんすか〜? 俺の彼女をどうするつもりッすか……?」


『とりまその手を離せ、名取川サンが汚れるだろ』


自分でも出した事がないような声だが、気にせず威嚇する様に睨みつける。


「なにマジになってるんすか〜? ちょっと遊んだだけだよ、なぁ? 」


「あ、あぁ! そうだ、そうだよ。ただからかっただけっすよ」


昌のオーラに殺られたのだろうか、青ざめた男らは彼女達を離し、逃げていった。