『お客様っ、申し訳御座いませんがその様なサービスは行っておりませんッ! ゆっくりお食事をお過ごされないのであればお帰り下さいっ』
「桜子っ……」
私は唯ちゃんの元へ駆け寄れば、男子達を見てハッキリと言い放つと男子立ち上がり、私の腕を掴みニタリと笑う。
「じゃ、君でもいいよォ? 君が一緒に来てくれるならここから出てあげるよっ」
蛇に追い込まれたカエルの気持ちが今わかる。力強く掴まれるその腕は、ジンジンと赤み帯びていく。
『……ッ』
周りも下手に動けなく、里見サンの〝先生を早く呼びに行って! 〟という小さな声が聞こえる。
「この子ら2人さっさと連れてっちまいましょ〜。先生きたらもっと厄介っすよ〜」
「げははッ……そうだな? 早いとこ行くぞ」
腕を引かれ、抵抗するも腕をつかむ手は離れない。
どうしようっ、頑張って粘らなきゃ……。
「こいつら、全然動かねぇなァ言うこと聞け! 」

