「 なんだよお前! 俺とお前の仲だろ〜? 隠し事はなしだろ〜? 」
「 全部知らない…… 」
「 は? なんも知らねぇの? まじかよ 」
昌は驚いた様で目を見開いている。
俺そんな変か?別に俺のピアノを聴いてくれる観客の事なんて知らなくたっていいだろ。
でも実際、そんな風に思ってないからか口には出せなかった。
「 手紙まで来て気になんなくはないだろ〜? 少しずつでも聞いてみろよ! 手紙の文章からしてなんかいい子そうだしさ! 」
「 おう、そうしてみるわ 」
「 あら、珍しく猛君素直♡ 」
茶化す昌に、デコピンを食らわせ〝うっせェ〟とふっと笑い言えば、丁度朝のチャイムと同時に先生が入ってきた為、奴は席に戻っていった

