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「ねェ桜子。今の何? そう言えばコンクールどうだったのよ。今日1日可笑しいよ? 」
実行委員の話し合いが終わると、そのまま会議室に残った私と唯ちゃん。
唯ちゃんは、今日の猛先輩への対応に関して怒っているようで、自分でも悪い事をしたと思った。
『ごめん。でも、本当に大丈夫だよ? 』
へへっと笑うと、唯ちゃんは更に怖い顔をして私の頬を両手でペちんと挟む。
「はいはい、桜子は大丈夫って言う時はダメな時! ほら言ってご覧なさい! 」
私は数回頷けば、彼女の手を優しく触って自分の頬から離させた。
『コンクールね、すごく良かったんだ。九条サンは猛先輩だったの 』
「何それ! 良かったじゃん! 何その運命的なのっ」
興奮気味に話す、唯ちゃんにえへへっと苦笑いをすれば下を俯く。