実行委員なんて面倒なことしたくねェ!!


「まぁまぁ、寝てたお前が悪い」


『は?寝て、なんか…… いや、寝てたな』


そういえば寝ていたHRがあった気がする。
その時かァ……、くそ!



「そんな怒るなって、桜子ちゃんも実行委員だから距離を縮める大チャンス」


『……ま、実行委員に決まったからにはやらなきゃな』


「桜子ちゃんがいるってわかった瞬間、やる気出しちゃってェ〜? 」


『うっせ、殺すぞ』


決して、俺は名取川サンが居るからやる気を出した訳では無い! 決して!


もう一度言う。決してな!



「ひぃーこわいこわーい。ま、とりま行くぞ〜」


態とらしく自分を抱きしめながら、笑いながら言う昌に、殺意を覚えるが黙って奴に付いていった。