そんな事がコンクールの直後あった事を昌に伝えると、難しい顔をした。



「なんかややこしい事になってんな。桜子ちゃんにそっくり……ね? 」



考え込むように言う昌は、ハッと何かに気づいたような顔をした。




「文化祭実行委員今日から集まりあるんだった! まだ時間は大丈夫そうだな」


『あぁ。お前実行委員やんの』


「まぁな! 唯と一緒に居れる時間は長いほうがいいからなァ! てかお前も実行委員だろ? 男女じゃねぇの俺らの2Cと1Bだけ男女じゃないっつーな」



ケラケラと笑いながら〝1Bは先生が緩いからなァ〟と昌は言う。



んんん?


『お前今なんつった? 』


「2Cと1Bだけが男女じゃない」


『そこじゃない』


「 お前も実行委員だろ」


『は?! 何でだよ。俺そんなの知らねぇよ! 』



俺はバンッと机を叩いて、キョトンとした様子の昌をキッと睨む。