『 面白いって言っててもいいけど、余計な事したらハッ倒す』
「唯に聞くのは♡」
『余計な事すんな』
「はい」
シュンとしょぼくれてた昌は数秒後には、復活していて〝じゃあハッキリさせるのはいつにすんだ? 〟と言えばポテチを1口パクリと食べる。
『 コンクールに聞きに来てもらおうと思う。ピアノの彼女に』
「 なるほど、それだったらハッキリするな。ちゃんと、終わった後に待ち合わせしとけよ〜 」
昌の言葉に、わかってると息をつけば、なんだか心がゾワゾワと撫でられている様で、緊張してるのがよく分かる。
何で、今から緊張してんだ俺。
ピアノの彼女の正体、それは名取川サンだったらとどうしても期待してしまう。
期待ぐらい……してもいいよな?
「 おーい、生きてるかー? 猛ー? 」
『 ん、大丈夫 』
「 急にだまんなよ、びっくりするだろ 」
どうしたんだとでも言うようにキョトンとした顔をする晶に 〝ごめん〟と一言言えば 〝もっと真剣に誠意を込めて……! 〟なんて調子に乗る奴を、ハッ倒したのは言うまでもない。

