ベッドから降りて、テーブルを横切ると昌は不安そうに〝あれ、猛! したくねぇのか? 〟なんてオドオドと言う。


『着替えるから、お前はそこで大人しく座ってろ』


そんな様子を見て、ふっと笑えば着ていた寝巻きから、部屋着へと着替えた。


『で、何話すんだ』


俺が置いてあるクッションに腰を下ろせば、ポテチを食べている昌に視線を向けた。



するとふふん、とどこか含みのある笑をこぼす奴に、何考えてんだなんて思いながらも既に飲み物が注がれたグラスに手を付ける。


「猛くん、桜子ちゃんと付き合ってるだろ? 」


自信満々に言われたその言葉に思わず、飲み物を吹いた。


「汚ねー、付き合ってんだろ? 祭りの時も2人いい感じだったもんな、うんうん」



ニコニコと嬉しそうに頷く昌にため息を一つつく。