その時……。
ヒュ〜〜〜……ドォン!
と花火の上がる音がして互いに、空を見上げる。
穴場なのか、人も少なく綺麗に見れた。
「綺麗に見えるね」
『はい……。私いつも、背が低いせいでこんな綺麗に花火見れなかったんですよ。だからとっても嬉しい』
「じゃあ、来年も此処に見に来よう」
その言葉に、思わず視線を猛先輩の方へとずらした。
するとハハッと笑って〝深い意味はないんだ。ただ小さいもの同士、一緒にここで見れたらいいなって思っただけだ〟と猛先輩は言った。
はぁ、変な期待しちゃった……。
馬鹿だ私。
『そうですね、一緒にまた見れたら私も嬉しいです』
体温が急激に上がっているのに気づき、隣にいる猛先輩に気づかれないよーにっとペチペチと頬を叩いた。
「じゃ、あの2人には此処のことは内緒な 」
呟くように言った猛先輩の言葉に、また体温が急上昇する。
私はその言葉に〝はい〟と静かに頷いた。

