助けに来てくれたんだ……。 猛先輩の後ろ姿は、暖かくて安心するもので止まりかけていた涙は、再び溢れ出した。 「 名取川サンっ! ごめん、居なくなってるの気づけなくて」 猛先輩は私の掴まれていた二の腕を優しく擦りながら、安心のする大好きな声で私に話しかけてくれる。 『大丈夫、ですっ。助けてくださって、ありがと、ございます……』 私が流れる涙を拭い、いつもの様に微笑めば猛先輩は私の肩を抱き、〝ここじゃ人の邪魔になる、移動しよう〟と言ってくれ、広場へと出た。