そこに居たのは私の腕を掴んでいた男子の手を、ガシッと掴んでいる猛先輩だった。
猛先輩の表情はあくまでもにっこりと柔らかい表情だが、何処かゾゾッと背筋が凍る様な鋭い視線を彼等に向けていた。
「 あ? 誰だよチビ。俺達が先に見つけた子なんだけど、その手退けてくんね〜? 」
「誰が……チビかな……? 」
猛先輩にチビと言った男子の腕は、猛先輩に段々と力を込められているようで、次第に男子の表情は真っ青になって行く。
「 さぁせんした!!」
それに気づいたもう1人の男子が腰を90°に曲げて謝罪すれば、猛先輩に腕を掴まれていた男子を引っ張り逃げていった。

