魔王の甘い罠 【完結】

『・・苦しくない?』


一之瀬君の胸に、手を当てて聞いた。

無意識だった。


「・・・・っ」


一之瀬君は、後頭部の髪の毛を
クシャクシャっとして、立ちあがり

「ちょっと、トレイ・・」

と言って部屋を出て行った。