『何、コレ・・』


うっすらと、文字が見える。

私は紙ヒコーキを広げ、
丁寧に手の平でシワを伸ばす。


”数学 92点”

”英語 88点”

”国語 92点”


・・・どれも、一之瀬 旭の回答用紙だった。