「お前は俺に、
 黙って惚れられてればいんだよ。

 そのうち俺を好きになるから」


一之瀬君はまるで
明日の天気を予想するように
簡単に言った。

「太陽とか月とかわかんねーけど

 俺にとっては

 お前が太陽で

 俺が月だよ」