一之瀬君は、ゆっくりと手を伸ばし、涙を拭ってから頬をプニュっとつねった。

「泣くなよ」

『だって勝手に涙が・・』

グスン


「泣き止まないと、食べちゃうぞ」

『/////っ。い、一之瀬君は今体力消耗してるからっ・・よ、弱ってるから・・私の方が食べちゃうかもよっ！！』


スーッと一之瀬君に顔を寄せ、唇にチュっとキスをした。

「お、お前っ！//////」

『かわいっ』

「ぁあ？！」

ぷぷ
思わず笑い声が漏れた。
一之瀬君も、ふっと
口元を緩ませ、ほほ笑んだ。