魔王の甘い罠 【完結】

『えっと・・・』

少しずつ、階段を上る。
前の人がなかなか進まなくて
途中で立ち止まったりする。

もう、すぐそこなのに
あと少しがなかなかたどり着けない。

『あの・・・・』


一歩、進む。
両脇からぎゅうぎゅう押される。

ふぅ・・
小さくため息がこぼれる。

一之瀬君が私の肩を抱く。

「あと少し」