「一人で泣く前に
 俺を頼れ」


低く
甘い声に
尖がっていた私の心が包まれた。


「じゃな、桜」

『・・うん』



精一杯だった。



もう、どんな言葉でも
足りない。


好きな気持ちは
言葉じゃ現しきれない・・