子供みたいに一之瀬君にしがみつき

一之瀬君はそんな私の頭を撫でながら

2人でただ 

雷が遠ざかるのを待っていた。





「だいぶ、雷遠くへいったみたいだな」

『ホント?』

「ああ。ほら、もう、音小さいだろ」

『ホントだ』