そしたら、翔も必死なって考えてくれた。 写真を見つめて私の顔を見つめて 一生懸命、一生懸命、思い出そうとしてくれた。 私は思い出してくれることを願って待った。 思い出してくれると信じて待った。 静かに祈りながら待った。 いくらでも待つよ。 翔が思い出してくれるのなら。 待ち続けていればきっと奇跡は起こるはず……………………。