その日からよく翔と目が合うようになった。 友達と話している時。 ひとりでいる時。 授業中も。 何気なく顔をあげたふとした瞬間に翔と目があって 私はすごく嬉しかった。 ただ、目が合うだけで興奮した。 それでいて恥ずかしかった。 だから、私は翔と目が合うとすぐにそらした。 恥ずかしいような嬉しいような不思議な気持ちに されられた。 朝、学校に行くとき、 今日翔と目が合うのかな。 今日も翔の姿見てられるかな。 毎日が楽しみで楽しみで。 わくわくしていた。