生徒会の甘い罠

すれ違う程度だったが、噂は俺の耳に入ってる。


全てにおいて非の打ちどころのない男だってことだ。


栗色の髪のストレート。


俺に対して見せつけられてる感じがしてモヤモヤするぜ。


「よろしく」


「…………よろしく」


ガールズトークに花を咲かせていた女子たちの視線が一気にあいつへ。


王子様を見てるかのような視線だ。


華があるのはこういうことを指してるんだろうか?


赤城を見て何でストレートかけなかったのか今さら後悔だ。


恐らく彼がクラス委員長間違いないだろうな。


一年で勉強したことは、男子の数が多くても結束した女子たちの声に歯がたたないことだ。


…………そううまくは物事が進まないか。